女性が一生に経験する生理の回数はとてもびっくりな数字!

毎月やって来る生理。生理が近づいてくると憂鬱になる方も少なくないのでは?
ところで、現代の女性が一生に経験する生理の回数ってどのくらいかご存知ですか?
なんと、400~500回なんだそう。初潮の年齢が12歳で閉経の年齢が50歳として、毎月生理が来るとなると・・・38年×12回=456回!
これは一度も出産などをしないことを想定した場合となるため、実際はもっと少なくなると思いますが、この数字を見るとなんだかもっと憂鬱になってしまいますよね。
では昔の女性の生理回数はどのくらいだったのでしょうか?
昔の女性の生理回数はとても少ない
昔は今と比べると初潮年齢が遅く、7~8人子供を産むことは当たり前の時代でした。妊娠すると生理は止まり、授乳期間中も授乳性無月経と言って生理はないので、子供を一人産むと1~2年は生理が止まります。
昔は妊娠・出産の回数が多かったため、生理が止まっている期間も長く、さらに今よりも栄養状態が良いとはいえなかったので毎月きちんと生理が来る人も多くはなく、一生の生理回数は少ない人で約50回ほどだったんだそう。
そのため昔と比べると、現代の女性の生理回数は約10倍にも増えていることになります。
現代人の生理が多い理由
現代の女性の生理回数が多い理由には以下のようなことが挙げられます。
- 初潮年齢が早くなった
- 出産回数が少なくなった
- 産まない選択をする人が増えた
- 母乳ではなく、人工乳で育てる
- 出産年齢が上がった
- 晩婚化
生理が多いということは、その分子宮や卵巣が働きっぱなしとなって駆使されるということ。電化製品を長年使用するとトラブルが増えるように、子宮や卵巣も同じようにトラブルが増えてしまいます。
現在、月経困難症や生理不順、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮がんや卵巣がんなど子宮や卵巣の病気や、トラブルが増えているのは一生に経験する生理の回数が増えたためだという専門家もいます。
病気やトラブルのリスクを減らすためには子宮や卵巣を休ませることが大切となってきますが、こればっかりは現代の女性にとってとても難しいことです。