おりもので妊娠がわかる!?妊娠することで起こるおりもの変化とは

妊娠すると、異様な眠気に襲われたり食事の好みが変わったりと、さまざまな症状があらわれますが、実はおりものにも変化がみられることがあります。
ここでは妊娠することで起こるおりもの変化と、注意したいおりものについて解説していきます。
妊娠することで起こるおりもの変化
量が増える
妊娠するとおりものの量が増え、水っぽくさらさらしたおりものがみられます。特に妊娠初期や後期は量が増えやすいです。これには2つの理由があります。
- 体内に雑菌が入らないようするため
- 雑菌から胎児を守るために『エストロゲン』という女性ホルモンが盛んに分泌されるため
ただし、人によってはいつもと量が変わらないということもあるため、必ず量が多くなるというわけではありません。なので、「妊娠してもおりもの量が変わらないけど大丈夫?」などと心配する必要はありません。
色が変化する
妊娠すると、ピンク色や茶褐色、茶色っぽいおりものが出る場合があります。これは着床出血と呼ばれるもの。受精卵が子宮内膜に着床し傷つくことで起こります。
出血した血液がおりものに混じるためピンク色や茶褐色、茶色っぽく見えるのです。生理の出血とも間違えやすいですが生理との違いは出血量。着床出血はごく少量の出血のことがほとんどで、期間は1日~1週間程度と個人差があります。
ただし、着床出血はすべての人にみられるというわけではありません。むしろ着床出血が見られない人の方が多いです。
妊娠中にこんなおりものが出たら要注意!
色・形状が違う、悪臭がある
悪臭があったり、色や形状が違っていたり、かゆみなどをともなう場合は性感染症や頸管炎の可能性があります。妊娠中に性感染症に感染してしまうと、お腹の中の赤ちゃんにも感染してしまうことがあるので産婦人科を受診して検査を受けましょう。
血が混じったようなおりものがでる
出産まで期間があるのに血が混じったようなピンクや茶褐色のおりものが出る場合は、切迫流産や早産などの可能性があります。大変危険な状態となることがあるのですぐに産婦人科を受診しましょう
下着がぬれるほど量が多い
下着がびっしょりぬれる量や、常に水が出ている感じがある場合は、破水している可能性があります。このような場合もすぐに産婦人科を受診しましょう。