PMS(月経前症候群)の症状「体むくみ」の原因とお手軽むくみ予防法

生理前の悩みといえば、イライラと同時にむくみも外せません。朝、鏡をみた瞬間「あ、もうすぐ生理だな」と気づく方もいるくらい。
そして、実はむくみもPMS、月経前症候群の症状の1つ。ただし月経前に身体が水分をためこむのは自然なことなので「気にしすぎない」ということも大事です。
とはいえ、見た目にはっきりでるむくみだけに、気にするなといわれても気になるのが女子心ですよね。そこで今回は生理前にむくみやすくなる原因とむくみを軽くする方法をご紹介します。
生理前のむくみの原因とは?
女性の体は生理に向けて体の中で女性ホルモンのひとつである黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えます。この黄体ホルモンこそが生理前にむくみやすくなってしまう原因なのです。
この黄体ホルモンには水分を体内にため込むという性質があります。その結果、からだがむくんでしまうのです。ホルモンの分泌量までは自分でコントロールすることが難しいですのでむくみをケアする方に目を向けましょう。
お手軽むくみ予防
マッサージでむくみを緩和
むくみに効果的なケアはマッサージです。心臓から遠い足先・手先から心臓に向かってマッサージをして停滞した水分を流してあげます。
またむくみが気になる人は水を控えるのではなく”ぬるま湯”などを飲み、体を冷やさないようにして循環を促しましょう。
PMSに限定せずとも生理中やその他期間の女性の体調不良は、体の冷えが原因のひとつですから体を冷やさないようにすることが大切です。
食事の内容に気をつける
むくみというと「水分」ばかりに目がいってしまいますが、生理前は過食気味になることからむくみが重くなっている可能性もあります。
特にむくみの原因のひとつである塩分の摂り過ぎは気をつけたいところですが、よほど偏った食生活を送っている方以外は3食から減らすほどの必要はありません。
それよりもスナック菓子やファーストフードなど、間食で余計な塩分を摂らないようにしましょう。
また、ミネラルのひとつであるカリウムは利尿作用があり、余分な水分を排出してくれるのでむくみ解消に効果的です。さつまいもやかぼちゃ、海草類、きのこ類などに多く含まれるので、バランスを考えてとりましょう。
夜9時以降の食事と冷たい飲み物を控える
9時以降が厳しければ10時でもかまいません。夜間の飲食はやはりてきめんに翌朝のむくみにつながるので、自分である程度のリミットを決めましょう。
そしてそれ以降はあたたかいノンカロリーの飲み物や白湯だけを飲むようにするのがおすすめ。翌朝の目覚めもすっきり迎えられるはずです。
アルコールとカフェインに注意
カフェインはむくみ防止に役立つ栄養素「カリウム」の働きを妨げ、アルコールは摂り過ぎると、身体がアルコールの濃度を下げようとして水分をためこもうとしてしまいます。
日常的に飲んでいる方は特に、生理前はちょっと我慢するだけでも違うかもしれませんよ。
いかがでしたか?
食習慣はいきなり変えるとストレスの元ですが、「生理前だけでも」と思って1つだけでもやってみると、以外とできるもの。あの朝の憂鬱な気分を撃退するために、チャレンジしてみてくださいね。
なお、むくみという症状はPMS以外にも腎臓や心臓などの病気の症状の原因でもありますので日頃から体の状態を調べておきましょう。