性行為の経験がなくても感染!トリコモナス膣炎の症状と検査・治療法

トリコモナス膣炎について

トリコモナス膣炎は、トリコモナスという原虫(微生物の仲間)が膣の中に入り込むことによって炎症を起こす性感染症です。無症状なことも多く、パートナー間でうつしあってしまう「ピンポン感染」もみられます。

どのように感染するの?

腟トリコモナス原虫が、

  1. 性行為により膣や子宮頚管に寄生することにより感染
  2. タオル、お風呂(温泉)、プール、トイレの便座などで感染

感染経路のほとんどは性行為ですが、トリコモナス原虫は水のある場所でならしばらく生存できるため、タオルの共用や温泉、プール、トイレの便座などでもうつる可能性があります。そのため性行為の経験がない場合でも感染します。

本来膣内は酸性のため、トリコモナスは寄生しにくい環境ですが、若干アルカリ性寄りになる生理中や妊娠中は寄生しやすくなるため注意が必要です。

どんな症状があるの?

代表的な症状は、悪臭が強く、泡だったような黄緑色のおりものです。魚が腐ったような生臭い臭いが特徴で、おりものの量が増えたり、外陰部や膣の中の強いかゆみをともなうこともあります。

症状が出ないことも

男性よりは症状の出やすい女性のトリコモナスですが、それでも半数程度の人は症状に乏しいともいわれています。感染に気づかずに放置すると卵管まで症状が進み不妊症の原因につながります。

また、妊娠中の場合は早産や流産、細菌性の膣炎を合併するリスクが上昇するため、ブライダルチェックなどを受けて感染の有無などを確認することが大事です。

どんな検査・治療をするの?

検査

膣からの分泌物を採取して検査します。

治療

専用の薬を一定期間服用するのが基本です。妊娠中で内服が難しい場合には膣座薬で対処することもあります。

トリコモナスは治療が不十分だったことによる再発も少なくなく、前出のピンポン感染によってなかなか完治しないというケースも多い性感染症です。

無症状でもパートナーのどちらかの感染がわかったときには、必ず2人同時に検査と治療を受けることが大事です。

 性感染症の予防法

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