放置しておくと危険?子宮内膜症を放置することで起こる症状

子宮内膜症の放置

子宮内膜症はがんなどとは違って、発見したらすぐに手術で取り除かなくてはならない、といった性質のものではありません。

けれども女性周期が繰り返される限りは治ることはないので、放っておけばどんどん症状が強くなっていきます。

そもそも子宮内膜症は、初期の軽度な状態では自覚がないことがほとんどです。ですから、月経時の出血の多さやひどい生理痛、腰痛などによって受診したときにはある程度進行しているということになります。

放置しているとどうなる?

子宮内膜症を治療せずに放っておくと、過多月経や痛みの悪化のほか、本来離れているはずの内臓や組織同士がくっついてしまう癒着が起きたり、卵巣内に『チョコレートのう腫』ができてしまったりします。

チョコレートのう腫は、簡単に言うと『血の固まり』のことです。通常、子宮内膜は血液と一緒に膣を通って体外に排出されます。

しかし、卵巣の中に子宮内膜症ができると膣から排出することが難しく、どこにも排出されないので卵巣にどんどん血液がたまってしまうのです。それが袋状になり、チョコレートのう腫となります。

関連記事:放置しておくと破裂することも!チョコレートのう腫ってどんな病気?

がん化する可能性も

チョコレートのう腫は、良性の腫瘍ですが大きさが10cmを超えると悪性化、つまりがん化することもあると言われています。特に閉経後の女性では高い確率でがん化するというデータもあります。

卵巣に子宮内膜症を患っている患者さんを対象にした卵巣がん化の調査では、20代に比べて40代では3倍以上、50代では10倍以上という結果が出ています。

また基本的には内膜症の範囲が広いほうががんになりやすいですが、年齢が上がると大きさに関係なくがんになりやすくなる、という統計もあります。

チョコレートのう腫が悪性化すると難しいタイプのがんになることが多いこともあり、閉経前、10cm以下であっても状態に応じた対処が必要です。

不妊症の原因にも

またはっきりとメカニズムが解明されてはいないものの、子宮内膜症の患部から放出される物質によって、妊娠しにくくなるともいわれています。

子宮と直腸のあいだにあるダグラス窩に病巣ができると激しい性交痛もともなうので、ますます不妊傾向は強まるといえるでしょう。

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