過長月経・過多月経とは?その原因と放置の危険性

過多月経と過長月経

「生理がダラダラ続く…」「レバー状の塊が出たり量が異常に多い…」このような状態をそれぞれ過長月経・過多月経と言います。

正確には生理期間が8日以上を過ぎると過長月経、生理中に大きな血の塊がよく出てくる・多い日用や夜用ナプキンが1時間しか持たない場合は、過多月経と判断されます。

ここでは過長月経・過多月経の原因と放置する危険性について分かりやすくご説明します。

過長月経・過多月経の原因とは?

過長月経・過多月経のおもな原因は、大きく分けて子宮などに異常がないのに起こる「機能性不全」と子宮に異常があるために起こる「器質性(病気)」があります。

機能性不全

機能性不全とは、本来の働きが低下したり異常が起きること。

過長月経・過多月経の場合は、

  1. 無排卵性周期症・・・生理は来ているが、排卵が起きていない状態
  2. 黄体不全機能不全症・・・黄体ホルモンの分泌が万全でなく、子宮内膜がはがれやすい

の2つが代表例です。また膣の力が弱く、7日以内に経血を排出できないケースもあります。少量の血や茶色の血がダラダラ出続ける場合は、機能性不全を疑いましょう。

機能性不全の大きな原因はストレスなど心の問題(人間関係などの悩み)と、体の問題(睡眠不足、不規則な生活、暴飲暴食、喫煙)などで自律神経が狂い、女性ホルモンが正常に分泌せず、生理のリズムが狂うことが考えられます。

機能不全が原因の場合は、基礎体温に異常が出るので、基礎体温計を買い(普通の体温計ではダメです)朝起きてすぐに基礎体温を測る習慣をつけましょう。

器質性(病気)

子宮筋腫

まず代表的なものが40代の女性に多い子宮筋腫。

子宮筋腫には、いくつかの種類がありますが、過長月経・過多月経が多く見られるのは、子宮の内側に大きく腫瘍がはみ出す粘膜下筋腫です。

腫瘍の成長のためにたくさんの血液を子宮に送るため経血量が多く出ます。月経異常のほか、頻尿や腰痛など、別の症状をともなうことも多いです。

子宮腺筋症

そしてもうひとつ代表的な病気が子宮腺筋症です。

子宮筋腫同様、30代~40代に多く、子宮内膜に似た組織が子宮の筋層内にできます。子宮筋腫よりも過多月経の症状が強く、それにより息切れや倦怠感など貧血の症状も出やすいです。

その他

子宮内膜症(子宮内膜が子宮内以外の場所にできる病気)、子宮内膜炎(子宮内の細菌感染症)、ポリープなどがあります。稀に子宮体がんなどの重病もあります。

ただし、元々8日程度生理期間があり、生理周期が順調である場合や、時々大きな塊が出る場合で、ほかに全く異常がない場合は、体質であり異常ではないことも多いため、ある程度様子を見てもいいでしょう。

過長月経・過多月経がもたらす怖さとは・・

過長月経や過多月経は、隠れた病気が進行する怖さもありますが、多くの場合、機能性不全によるホルモン異常のため、命に関わる確率は低いです。

そのかわり妊娠に必要なホルモン分泌の習慣ができていないため、不妊になる確率が大きくなります。また、出血量が多いと貧血を起こし、めまいや息切れなどの症状があらわれることもあります。

さらに、中高年になってから更年期障害などの症状が大きくなる可能性も高く、骨粗しょう症になる可能性も高くなってしまうのです。

受診のポイント

病院への受診は、元々体質のこともあるため貧血の有無がポイントです。検診で貧血を指摘されたり、疲れやすい・息切れしやすいなど貧血の症状があれば婦人科受診をおすすめします。

そうでなくてもこれから妊娠を考える場合は、筋腫やポリープは流産・早産のリスクになるため、原因を調べるための受診を検討することが大事です。

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