生理の血が少ないのはなぜ?病院へ行くべき?・・過少月経、過短月経について

過少月経・過短月経について

生理の量には個人差がありますが、明らかに経血量が少ないと心配になってしまいますよね。そこで今回は経血量が少なくなる原因について解説していきます。

そもそも正常な量ってどのくらい?

基礎体温計測推進研究会の調べによると正常な範囲は20~140gとされています。しかし、これはあくまでも正常範囲の目安。経血量には個人差があるため、この量に当てはまらないからといって必ずしも病気とはいえません。

ですが、極端に経血量が少ない場合は、「過少月経」の可能性があります。過少月経とは経血量が極端に少ないこと。生理の出血が2日以内で終わる過短月経と同時に起こることがよくあります。

1~2日目という経血の多い時期に、あまり血が出ない、普通用ナプキンで充分、2日で終わるなど、これらに当てはまる場合は、過少月経・過短月経と言って良いでしょう。

過少月経・過短月経の原因とは?

過少月経・過短月経のおもな原因は、大きく分けて2つ。病気や子宮に異常のある器質性と、子宮に異常はない機能性があります。ほとんどの場合は機能性で、器質性が原因のケースは少ないです。

器質性による原因

器質性の原因にはおもに2つあります。

1つは「甲状腺機能亢進症」=バセドー病です。甲状腺ホルモンも女性ホルモンも脳下垂体から出るものなので、その異常として生理に支障が出てしまうのです。

バセドー病は「目が飛び出たようになる、動悸がする、疲れやすい、体重が減る」といった症状が出ます。

もう1つは「子宮発育不全」。生まれつき膣や子宮がほとんどない先天性のケースと、後天性のケースがあります。

後天性は結核や子宮内膜炎の後遺症、帝王切開の後遺症、また子宮が発育する年齢のときに、女性ホルモンが満足に出ておらず、発育不全になるケースなどがあります。

ホルモン療法などで治療を行いますが、早い段階で行わないと子宮が委縮した状態になってしまい、あまり効果がないことも少なくありません。

機能性による原因

1番よくある原因は「更年期障害」です。これは異常なことではなく、正常に女性ホルモンが減ってきている状態なので、問題はありません。

しかし、女性は閉経と共に、骨粗しょう症や高血圧などの成人病にかかりやすくなるので、そういったことへの対策を打つチャンスとも言えるでしょう。

もう1つは、無排卵月経や黄体機能不全。主に心身のストレスが理由で、生理のリズム全般が狂ってしまう状況です。過多月経も同じ理由で起こることが多くあります。

過少月経の場合、子宮内膜が万全に作られず、経血量が少なくなるということが起こります。これを放置しておくと、妊娠に必要な体が作れなくなり、将来、不妊になる可能性が高くなります。

いずれの場合も病院でチェックを!

過少月経や過短月経の場合、更年期世代はあまり気にすることはありませんが、若い女性=妊娠希望世代の場合は、早めに診断を受けておきましょう。

正常に生理があることは、妊娠・出産の条件と思ってください。ホルモン異常の期間が長くなれば、それだけ妊娠に向かない体になっていってしまいます。

女性ホルモンのバランスが狂っている場合は、ホルモン療法をすることもありますが、何よりしっかり栄養と睡眠をとって、体を作ることが基本です。

インスタント食品や加工食品などはできるだけ控え、野菜やイソフラボンを含む大豆食品、血行によいビタミンE(いわし、魚の卵など)を多くとるといいでしょう。

生理異常は「おおごとじゃなきゃいいや」と思いがちですが、不妊、そして更年期障害、その後、骨粗しょう症と「若いうちの油断」が一生ついて回る羽目になることもあります。

最低でも20代から「体を作る」意識を持っておきたいものですね。

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