漢方薬とは?何からできているの?どんな症状に効くの?

漢方薬とは

漢方薬とは、植物・動物・鉱物などの自然素材だけで作られた「生薬」と呼ばれるものを2種類以上組み合わせて作られたものです。

中国から入ってきたものがすべて漢方薬ということではありませんし、自然由来のものがすべて漢方薬ということもありません。

漢方薬は、長い歴史の過程の中で裏打ちされた経験や、試行錯誤を重ねて確立した理論に基づき、組み合わせて作られたものになります。

何からできてるの?

生薬の約8割が、根・茎・葉・花・実・種子・樹皮などの植物の一部を材料としたものです。その他の約2割は、動物の皮・骨・内臓・角・甲羅・貝殻・昆虫・鉱物・キノコ類となります。なかには動物の化石を利用するものもあります。

これらの素材は、加熱する・蒸す・塩水に浸して乾燥させる・砕く・挽くなどの方法でおもに煎じて服用します。調合された漢方薬には多様な成分が含まれ、薬理作用もさまざまで複雑です。

どんな症状に効くの?

漢方は、病名のつかない「未病(みびょう)」に効果的です。末病とは、「病気というほどではないけれどなんとなく調子が悪い」という状態のことを指します。

冷え性や慢性疲労、虚弱体質や、自律神経失調症などがその類です。なんとなく調子が悪いという自覚症状がある場合は、からだのバランスが取れていないと考えられ、治療を行います。

漢方は、患者が本来生まれながらに持っている自然治癒力を引き出すこと、からだを健康に維持し、病気を改善する力を重要としています。そのため、大きな病気になる前にからだが備えている免疫力の底上げや、体質改善などを得意とし、未病のうちにきちんと対処をしていきます。

恒常性が正常に機能し、免疫力がつき、体力がつけば病原体から体を守ることもできるようになります。また、漢方には「心身一如」という言葉があります。これは心と体は表裏一体であり、いずれかが弱くなれば一方も弱くなり、いずれかが強くなればもう一方も強くなるという考えです。

心とからだを切り離して考えないのも漢方の考えです。患者の体力や、病態、現在の症状、体質などを診察したうえで、その患者にあった漢方薬の処方がされます。

上記のような体質改善だけではなく、血糖をコントロールする効果があるものや、慢性的な目や鼻の症状、葛根湯をはじめとする風邪の症状に対する薬や、気管支に対する薬、更年期障害や、動悸、息切れ、消化器系の不調や、アレルギー症状、女性特有の病気などに漢方が効果的であるとされます。

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