女性不妊の原因で一番多い排卵障害について

不妊症と排卵障害

不妊につながる女性側の原因はさまざまですが、もっとも多いのは排卵のトラブルだといわれています。排卵のトラブルとはどのようなものなのかをここでは解説していきます。

ホルモンの分泌異常で起こることが多い

排卵障害とは毎月起こるはずの排卵が何らかの原因でうまくいかない状態をさします。排卵障害にもいくつか種類があります。

視床下部性の排卵障害

視床下部性の排卵障害は、排卵や卵胞の成長・子宮粘膜の増殖といった作用をするホルモンを分泌する脳の視床下部に異常が起こることで、卵子の成長や放出が正しく行われなくなるものです。

多嚢胞性卵巣症候群による排卵障害

近年増えてきているのは多嚢胞性卵巣症候群による排卵障害です。多嚢胞性卵巣症候群とは卵巣の表面膜が硬くなって排卵しにくくなる疾患で、卵胞が成長したとしても膜を破って放出することが難しくなり、卵巣の皮膜に卵胞がどんどん溜まっていきます。

下垂体性の排卵障害

性腺刺激ホルモンや甲状腺ホルモンなどが分泌される下垂体の動きが悪くなることで卵巣内にある卵胞が育ちにくくなる排卵障害です。

この場合は特に性腺刺激ホルモンの分泌が減少する傾向が強く、女性ホルモンのバランスの乱れにつながるため排卵が大変難しくなります。

卵巣の機能低下も一因

加齢によって卵巣の機能が少しずつ低下することで排卵しにくくなるというケースもあります。卵巣の機能が低下していくと卵胞の成長を促すエストロゲンの分泌量も減少するため、卵巣の中にある卵子のもとである卵母細胞を排卵できるまでの大きさに成長させることも難しくなります。

また、卵胞は成熟するもののその卵胞から卵子が飛び出さない、つまり排卵しないまま消滅してしまう黄体無破裂卵胞症候群という疾患や、卵胞が未成熟の状態で排卵してしまう黄体機能不全、卵子そのものが育たず排卵もされない無排卵なども不妊原因となります。

この記事を書いた人

サフラン画像サフラン
健康管理士。婦人科系疾患や不妊治療を経験したことから、「自分の体は自分で守る」をコンセプトに体づくり講座の企画運営や妊娠・不妊関連コラムの執筆活動をしています。プライベートでは4歳の双子育児に奮闘中。

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